「紙って何から出来てるの?」「どうやって作るの?」
稽古に来ている子供達の疑問に応えたくて、昨年の晩秋、茜書道教室の庭で紙漉き講習会を行ないました。
講師は紙漉き師・田村正さん。楮の表皮とりから乾燥まで、古くから伝わる工程で教えて頂きました。目標は、5mの1枚和紙を作り、その和紙に子供達の協同書道作品を制作して、第9回茜萌会展覧会に出品すること
出来上がった5mの1枚和紙は、子供達が面白がって原料を流し過ぎたこともあり
ボール紙のような厚みになりましたが、色は楮の白皮色、ほんのり木の香りのする
素敵な和紙が出来ました。
いよいよ、小学1年生から中学3年生の子供達の一度きりの挑戦!
ひょいひょいと書く子、コチコチに固まって書く子、じっくり一筆一筆書く子・・
個性豊かな作品が出来上がりました。田村師匠の手作りの台の上に飾られた5mの
作品は会場で輝いていました。
*第9回茜萌会展 2014年4月、八王子東急スクエア11階ギャラリーに於いて
サトウハチロー詩「美しく染めあげてください」